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漫画「トラップホール2」ネタバレあらすじ感想と解説

 29歳を迎え、仕事も人間関係も一度リセットすることを決めた女性の物語です。

結婚間近までいっていたものの、突然の立ち位置の変化に戸惑いながらも、新しい環境で自分らしさを取り戻そうと奮闘する様子が描かれています。

これまでの人生設計が一変し、いわば「ドン底」に落ちてしまったものの、そこから這い上がろうと前に進もうとする、強さと弱さが交錯する姿が印象的です。

これからどのような道のりを歩んでいくのか、読者の興味を惹きつける内容となっています。

 

 

作品紹介

 

漫画家:ねむようこ

 

 ハル子は、5年間の婚約関係を結婚寸前で破られ、心の傷を抱えたまま上京しました。そして、元同級生の浅野が経営する店で働き始めましたが、人肌恋しさから浅野と関係を持ってしまいます。しかし、浅野には既に妻がおり、ハル子は全裸で追い払われてしまいます。財布やスマホも失い、路上で裸になってしまったハル子を、自由奔放な劇団員の女の子が助けます。そこから、ハル子は個性的な劇団員たちに囲まれた生活を送ることになるのです。

 

漫画「トラップホール2」感想&解説

 ハル子は今も深刻な状況に置かれています。既婚者の浅野の妻が強固な防衛態勢を取っているため、自分の持ち物を取り返すことができません。(もちろん、ノーブラの状態のままです。)孤独なハル子は、前に助けてくれた歩に電話をかけることにしました。

 歩は、好奇心から、ハル子を自宅に宿泊させることにしました。

 歩は、売れない劇団「オポッサムズ」の一員です。大学生でもあります。彼らの話は次第に広がっていき、みんなで浅野の店に行き、ハル子の荷物を取りに行くことになりました。

 「タロウ」と名付けられた女性の物語は、ユーモアと共に、自己発見の旅を描いています。ハル子は、自分の名前を尋ねられた際に、戸惑いながらも新たな名前を受け入れることになります。この出来事は、個人的なアイデンティティの探求と、予期せぬ状況への柔軟な対応を示唆しています。ハル子の経験は、私たちに自己理解と適応力の大切さを教えてくれるのかもしれません。

 浅野妻に発見されてしまったものの、ハル子の荷物を無事に回収することができました。

 はるこが謝罪すると、浅野は「何を謝っているんだ?傷一つついていないぞ」と言いました。浅野の妻は相変わらずカッコいいですね。

 

 

 夏の日、ハル子と仲間たちは海に出かけました。そこで、それぞれの人生観の違いを感じながら、ビールを一気に飲み干しました。そんな中、ハル子の視線が同級生の槙に注がれていました。槙は、いつもハル子のことを思っている存在でした。

 槙の歩を見ながら、ラブラブな雰囲気に包まれたハル子は、自分も誰かに愛されたいと思わずにはいられませんでした。こうしたダサい妄想を抱えつつ、ハル子は歩に頼み込んで、しばらくの間、家に泊めてもらうことにしました。

 ハル子は、かつての恋人・健太と二人で貯めていた結婚費用を一気に使い切り、二人の関係の残骸を処理していく。

 ハル子さんは洋服や靴など、欲しいものを次々と購入することで心の満足感を得ているようですね。買い物はストレス解消の手段として女性に人気があるようです。ハル子さんの場合、結婚資金として貯金した256万円を使うのを楽しんでいるようです。このような気軽な消費スタイルには一理あると思います。ただし、将来のことも見据えて計画的な金銭管理が大切だと感じます。

 残念なことに、ハル子は深刻な状況に置かれていたようです。買い物をしている最中に、彼女の所持品が盗まれてしまったのです。帰り道、仲間たちと花火を楽しんでいる最中に、ハル子は自分の荷物がなくなっていることに気づきました。買い物で購入したものはもちろん、身分証明書まで失ってしまったようです。これは大変な出来事に違いありません。ハル子はまさに地獄のような経験をしたのかもしれません。 

 

 

 ハル子は、カードの再発行ができず、一人暮らしの計画も立たなくなったため、行き場を失っていた。そこで、バイト先の槙に泊めてもらうことになった。一方、鍵の付け替えが終わるまでの間、歩は劇団員のリーダーであるサイトーさんの家に泊まることになった。この出来事に怒った歩に、片思い中の槙は...

 『俺が歩のことを好きだと知っているのに、なぜ…?』

 歩にとっては、これらの出来事は自分とは無関係な出来事かもしれません。しかし、ハル子が槙の職場に戻ると、先ほど歩に振られた槙が泣きながらすがりつくような場面が展開されることになります。

 独り暮らしで柔軟仕上げ剤を使う男性ですね。似たような境遇の人同士は惹かれ合うものですね。失恋した時、同じような経験をした友人が心強く感じられるものです。

気が合うのは良いことですが、同じ立場の二人で傷を舐め合っていては前に進めないかもしれませんね。でも、がんばってほしいです。その深い穴から這い上がるのは大変かもしれませんが、頑張ってください。